この一週間ほど(2009年5月)クイーンズランドの開発中の某炭鉱に出張してきました。クイーンズランドと言えばサトウキビが有名ですが、これは途中で見えた製糖工場であります。車の中から携帯で撮ったのでひどい画質であります。

見渡す限りのサトウキビ畑です。おー、2’位のサトウキビ運搬用の軽便の線路があるではないか。

立派な腕木式信号もあります。どんな機関車が走ってるんでしょうね?ここから、ちょっとした勾配を上がり山に入るとサトウキビ畑は無くなります。しばらく森が続いた後。。。。

こんな風景になってしまうのです。要は何もない。たまーに牛を見かけるくらいですかね。道路の横には石炭輸送用の鉄道が走っています(写真なし)。多分列車の長さは2Km位。頭に機関車が三両、中間に2両つながっていました。

泊まったところは炭鉱夫用(マイナーと呼ばれています。)のキャンプであります。これは私が泊まった新しいほうの部屋です。こちらの炭鉱は日本の炭鉱のイメージとはまったく違います。日本の場合人里に近いか、炭鉱の近くに町ができてしまいますが、こちらには炭鉱の近くにはほとんど人は住んでいません。日本の炭鉱と言うと生活感いっぱいってイメージですが、オーストラリアのには生活感のかけらもありません。マイナーたちは、車で2〜3時間ほどのもっと大きな町に住んでいます。キャンプに泊まりながら12時間シフトで1週間間働き、次の1週間は休みで家に帰ります。そのためのキャンプが何箇所かあり結構な人数が泊まっています。

室内はこんな感じ。要は何もない。(笑) 殺風景です。

私が泊まったところはまあいいんですが、古いブロックはこんな感じです。これじゃ、もろ監獄だな。

鉱山の朝はやたらに早いのです。朝のガソリンスタンド。ちなみにオーストラリアではガソリンとは呼びません。ガソリンはアメリカ語です。英語ではペトロールと呼ばれています。朝7時始まり。泊まったキャンプが車で45分ほど離れたところだったので毎日5時起きでした。たまんねーな。こちとらマイナーなみの給料をもらってるわけじゃないんだよな。

サイトはこんな感じ。炭鉱の巨大換気扇の電動機制御装置の調整に行ったわけであります。

炭鉱の現場事務所から撮った写真。この下に坑道が拡がっているはずです。

現場での管理人であります。最近はどこのサイトでもこの高視認性の服をいなきゃならんのです。囚人服みたいであまり着たくない(笑)。靴も編上げの安全ブーツでなきゃいかんとか、やたらに炭鉱はうるさいのです。さらに、炭鉱で働くための安全教育に三日ほどかかりました。このための出張で一週間がフイに。さらに、健康診断、アルコール、ドラッグの検査も必要。準備にえらく手間がかかるのです。


 

 
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