The train had a brief stop at the engine depot and we could have a look of it.

途中で機関庫のあるところで止まって中を見せてくれます。

Small internal combustion loco found outside of the engine shed. I like this atmosphere very much.

機関庫の外にあった作業用内燃機関車。なかなかいい雰囲気を出したいます。

In the engine shed a main line loco was under service. Her axle arrangement is 4-8-2 (Mountain). Not so popular. This is the first time I saw this arrangement. This loco has many modern design practices. Her size is bit smaller than JNR D51 class.

中には現役の本線蒸機がありました。軸配置は4-8-2マウンテンです。めずらしい軸配置だなー。始めてみました。それにこの汽缶車1949年NZ製にしてはやたらと近代的な設計が各所にみられます。大きさはD51を一回り小さくした感じかな。

Rod end bearing are roller type. This was never implemented by JNR. Personally I do not like this because the rod ends seem too large.

まずは、ロッドベアリングがローラーです。日本ではついに採用されなかったものですね。個人的にはロッドエンドがでかくなりすぎてかっこ悪いので大嫌いですが。

The valve gear is Baker type.

さらにヴァルブギアはベーカーです。キーウィー(ニュージーランド人)もやるもんだなー。ただし、動輪がスポークってのはちょっと引っかかる。まあ、私はスポークフェチなのでOKですが。

What is this strange smoke box? There are three petticoats. What is the cylinder accommodates the petticoats? I have never seen this type of smoke box before. I guess the smoke pass through the outside of the cylinder to front and sucked by triple petticoats. Very sophisticated design. But I wonder about cleaning of smoke tubes. It does not seem easy.

ん〜、この煙室はなんだ?こんな奇妙な煙室は初めて見たぞ。ペチコートが三つもついちょる。ペチコートのおさまってるこの円筒は何だ?デフレクタのようだが、こんなのも初めて見たぞ。たぶん煙はこの円筒の周りをまわって前から円筒に入り、三重ペチコートから排出されるってことかな?それにしても、キーウィーの奇抜設計、侮れんな。しかし凝り過ぎでないの?煙管掃除がやたらにやりにくそうだが。

(追記)

実はこの排気システムが何かがわかった。この前日本に行ったときに衝動買いした「蒸気機関200年史」という本で出ているではないか。キルシャップ・エキゾーストと言われているもので背圧の減少、排気効率の向上に非常に効果があるというものでした。ちなみにこのシステムを考案したアンドレ・シャプロンと言う人は(シャプロン・マジックと言う言葉まで生まれるほどの)最後の(遅すぎた)天才蒸機設計者とも言うべき人で、蒸気路の徹底的な見直し、排気システムの改良、複式多気筒の採用などにより信じられないほどの性能向上を成し遂げています。改造後倍近くまで軸出力が上がった汽罐車もあったみたいです。

ということはこの汽罐車、シャプロンの手法を取り入れているとすれば凄まじい高性能機である可能性があるな。キウィー恐るべし。それに比べて、国鉄の蒸機設計屋さんはちと情けない。D51、C57時代からC63にいたるまで本質的に新しいことはなにもやってない。この本にはアルゼンチンに三菱が納めた750mmナローの汽罐車の話も出ているが、現地の技術者がシャプロンに傾倒していて、シャプロン流の改造を施し、オリジナル700HPの物を1200HP出るようにしてしまったそうです。これってD51のパワーとほとんど同じじゃん。増備機を作るとき日本の設計者に使った技術のフィードバックをしたそうなんですが、無関心であったそうです。まったく情けない話です。読んでて腹がたってきます。技術者としての誇り、好奇心はどこに行ってしまったんでしょうか?

もし、C62をシャプロン流に改造すれば、「ていね」も単機でひけたかもしれませんね。写真を撮る方としては面白く無いですが。

 

Comparing to above, the cab arrangement seems quite ordinary.

それに比べてキャブはまあそれなりに普通です。ちょっと国鉄蒸機のキャブに似た感じもありそこはかとなく懐かしい。

Drivers seat located on different side from JNR. The reverser lever seems small. With Baker type valve gear, operation force of reverser may not as large as Walschaerts type.

運転席は日本と反対ですね。逆転機がちゃちなレバー式なんだが、ベーカー式ヴァルブギアだとこんな程度ですんじゃうのかね?


 

 
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